2005年04月21日

かんじぶんかけん【漢字文化圏】

『日本語の歴史2文字とのめくりあい』1963.12.17、平凡社(執筆・資料提供 堀江知彦・池上禎造・亀井 孝・河野六郎・宮内庁・頼惟勤・静嘉堂文庫庁・関 晃・玉井良子・東洋文庫・築島 裕・山田俊雄)表紙
東アジアにひろがった漢字文化圏の東方海上に、ぽっかりと浮かぶ日本語列島−それは漢字と異系の言語とがふれあう孤立した実験室にほかならなかった。そこで、漢字を溶融しながら、日本語はその新しい景観をくりひろげてゆく



【参考】
鈴木真喜男「先生と『上代音韻攷』」(『金田一京助先生思い出の記』1972.11.14三省堂 p242-244)
有坂博士の早逝《引用者註:1952年43歳》をおしみ、漢字音研究の進展をねがわれた先生の御命令で『国語音韻史の研究 増補新版』のしごとを援助された、河野六郎・亀井孝・三根谷徹の三氏に、頼惟勤氏・北村甫氏、そして、わたくしとで、漢字音研究の会がもたれるようになった。このはつしごとが、「漢字音発達史の総合的研究のための基礎資料の蒐集ならびに整理」である。近時、次第にもちいられるようになった"漢字文化圏"ということばも、この会で、つかいはじめた用語なのである。

posted by 岡島昭浩 at 22:03| Comment(0) | TrackBack(5) | か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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